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なろう系小説から現代人の望みを考えてみるブログ

なろう系小説は現実逃避ツールなの?現代はそこまで不幸な世の中なの?小説家になろうから現在人の望みは何なのかを考えてみるブログです。

自信を持つことはもはや無理ゲーなのか

何かしら「自信を持っている」と言える特技や技術があると答えられる人がこれを読んでいる中でどれだけいるだろうか。

 

特殊技能の職場についている人を除いて多くの人が無いと答えると思う。

 

多少得意なことがあったとしても、ネットが普及している今の時代は自分よりも遥かに凄い人がゴロゴロいることを知っている。

そんな中で真に自信を持つことはとても難しい。

 

先日雑誌を読んでいると、「自信を持つ」ことに関して衝撃を受ける記事があった。

日経エンタテイメント』2017年1月号の新海誠監督のインタビュー。

今を時めく大人気作品君の名は。を作った監督だが、「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」など長い間ヒットは飛ばしているがマイナーヒットに留まり、何度も挑戦し続けていた。そしてこの6作目君の名は。で異例の大ヒット。本人もさぞかし自信満々に鼻が高くなっているかと思いきや、インタビューではこう書かれていた。

 

新たな気持ちで王道のエンタテイメントにチャレンジしたのが『君の名はは。』だ。このヒットで監督は何を得たのだろうか。

 

 自信を少しだけいただけました。間違ったことをやってきたわけじゃないんだ、と励ましていただけたと思います。

 

 この後インタビューではいい作品を作ればそれが観客に伝わるということが信じられるようになったという話に続くが、基本的には謙虚な姿勢で自信があり溢れているという印象は受けない。

今まで長い期間下積みを経験した結果で、これほどの偉業を成し遂げてもなお、『自信を少しいただけた』に留まるのなら、ポジティブ思考ではない人はどれだけのことをしたら自信が持てるのだろうかと考えてしまった。

 

それこそ世界を救うくらいはしないと自信が持てないのではないだろうか。

 

そんな世の中だからこそ、異世界での俺ツエー物語を読んで、一時でも主人公と感覚を共有して悦に浸るのは必要なことかもしれない。